釣り最終日。
ここまでの釣果はスチールヘッド10本にドリーバーデンが8本。最後にスチールヘッド数本とドリーバーデン2匹程度を釣り上げたいところだ。
あとは自分のタックルにスチールヘッドが運よくバイトすることを願う。
最終日は晴れ模様であったが、突然豪雨がある不安定な日だった。
この日、今まで魚がいなかった下流域のポイントに新しい魚が入ってきていた。
ガイドがポイントを観察して「フレッシュな魚がいるぞ!運が良い。これは釣れるから早くやろう。」といってボートを岸につけ、立ち位置を教わり、グローバグのロッドを渡される。
すぐにバイトしたスチールヘッドは今回の釣った魚で最高のコンディションだった。
とてつもなく強く何度もジャンプして針を外そうとした。これぞクロームなスチールヘッドだ。
ポイントにはフレッシュな魚がたくさんいて、あっという間にスチールヘッドを3本釣ることができた。
ここで自分のタックルを使うことにした。スチールヘッドに挑戦できる千載一遇のチャンスだろう。
基本的な狙い方は一緒なのでバイトは出せる。しかし、ロッドが弱いのかフッキングが決まらず3回もスチールヘッドをバラしてしまった。
やはり無理なのかと意気消沈したが、その瞬間が訪れる。
明らかにスチールヘッドのバイトがティップに伝わり合わせる。念の為追い合わせも入れた。
この日2匹目のスチールヘッドが多少小さかったので、それくらいのサイズであれば取れると思っていたが、それよりは大きいようだ。
ジャンプされるたびに冷や汗もの。初日の初スチールヘッド並みの緊張感があるが、ガイドには自前のタックルで初めてのスチールヘッドだからしっかりランディングして、写真を撮ると伝えた。
ランディング直前で走られたり、ジャンプされたりと苦戦したが、下りながら岸に寄せ切ることができた。
大きさは70センチ足らずだが達成感がある。フライロッドで大きな魚が釣れるとかなり嬉しい。
さらに続けて同じくらいのスチールヘッドを自分のタックルで釣り上げることができた。
結局このポイントでは7匹のスチールヘッドとドリーバーデン1匹を釣ることができた。
これがヤクタット・シータックリバーの真のポテンシャルなのかもしれない。
反応がなくなったタイミングで上流に向かう。時刻は10時くらいだが、もう上がっても良いくらいだ。
正午ごろ2本スチールヘッドを釣り上げた。あと1本で二桁に乗る。
午後は私が希望して朝イチのポイントに戻った。
スチールヘッドは見えるのだが反応しない。やはり午後は難しくなる。
ビーズやグローバグのカラーやサイズをローテーションしてなんとかスチールヘッドを1匹追加して10匹に乗せた。
しかしドリーバーデンが午後までに遡上してきたようで、ビーズに面白いほど反応してくれた。
ガイドにドリーバーデンフィッシングOKと言って、そのまま釣り続け結局11匹釣ることができた。
これにてヤクタット・シータックリバーでの釣りを終えた。
最終日の魚は海から遡上してきたばかりの強い魚が多かったし、数も釣ることができて、一生記憶に残ることだろう。