5月は各種釣行のほかにもいろいろあり、消耗していたので英気を養うために温泉でまったりすることを考えた。
いろいろ検討した結果、阿寒湖に行くのが最近入手した中古フライロッドのテストもできて良いだろうという結論になり、航空券はマイルでなんとかして数日滞在することにした。
正直なところ阿寒湖での釣りはかなり苦手なイメージがあるため、最優先は温泉というメンタルだ。(過去3回中2回はノーフィッシュ)
ちなみに阿寒湖にはほぼ確実にアメマスを釣ることができる方法があるのだが、それのみでしか魚を釣り上げたことはなく、フライフィッシングでは1匹のウグイすら釣ったことがなかった。
濃霧の釧路空港に降り立ちバスで阿寒湖に移動、湖の状況を観察するため散策に出ることにした。
温泉街の岸には大量のワカサギがいる。モンカゲロウはハッチしていない。
ボッケに向かう遊歩道はヒグマが出たという話があったのでどうしようかと考えたが、ちょうど犬の散歩に来た人がいたのでその後ろを着いて行くことにした。
木漏れ日と春蝉の鳴き声が気持ち良い。ライズはないことに加えて予想していたより釣り人は少ない、釣れていないからだろう。
この日は温泉を満喫することにして釣りをせず就寝した。
翌日からは早起きして釣りをする。
アメマスが岸寄りしていないとのことで、阿寒湖は1日1匹釣れるかどうかの状態らしい。
そのため、回遊ルートにひたすらフライを打ち続けるか、居付きの捕食場所にフライを打ち続けるかの二択しかなく我慢の釣りとなった。
それでも詳しい人に狙い方や場所を教えていただいたこともあってか、50センチ超えのアメマスを2本釣ることができた。
ランドで購入したクーパーにて。
ジョーダン65とか投げた方が良さそうな動きだなぁと考えていたのがフラグとなったのか横っ飛びでバイトした。ホワイトスポットの着き方がかっこいい。
もう1匹はモンカゲロウのフローティングニンフにて。
歴戦の猛者といった個体で、背中にアイサかなにかに突かれた傷がある。尾鰭に厚みがあり、このようなアメマスは本当に強い。
阿寒湖はワカサギが豊富なことと、年間を通じてチャミングされていることからアメマスはワカサギに依存しているように感じる。
モンカゲロウを捕食している個体は、昔からの習性を維持している貴重な存在かもしれないので嬉しくなった。
思い付きの釣行であったが温泉だけにならず、収穫があって良かった。
阿寒湖は航空券さえなんとかすれば、結構お手軽に訪問できることがわかったので、またチャレンジしたい。