冬に数少ない釣りをする友人と飲んでいた時に、今年も一緒に北海道に行かないかという話になった。
私は春から休職する予定だったので、春から夏にかけての北海道の釣りに関して説明すると然別湖に興味を持ったようだった。
然別湖であればボートで湖の真ん中に浮いていればヒグマリスクは低いし、個人的に然別湖は1度挑戦していて、その時は準備不足で貧果だったため、リベンジする機会が欲しかったところだった。
ということで5月下旬、2日間の日程で然別湖へ。
1日目
この日は強風でエリア規制があり、手漕ぎボートしか利用できない環境では難しい日だった。
2の湾からウグイス湾へボートを漕いでいき、30分ほどで私がスプーンでミヤベイワナを1匹釣ったが、この個体はコンディションが悪く、リリースして友人にレンジやリトリーブをアドバイスするが続かない。
そのまま8時にはかなりの強風になったので風裏の岸釣りエリアにボートを持って行き、岸から釣るがバイトはない。
風裏をトローリングして見るもこれもバイト無し。
強風に晴天でこれ以上狙ってもミヤベイワナは難しいと判断。午後は十勝に移動してニジマスを釣らないかと有人に提案し、了承して貰った。
やはりミヤベイワナは甘くないなと考えつつ、十勝に移動したものの有名河川は平日だというのに人だらけ・・・。
仕方ないので、小河川に逃げてニジマスとブラウントラウトの数釣りをした。
一つ良かったのは自作のニンフで釣ることができたことだ。
2日目
風が落ち着き、霧雨で気温も低い。
これはチャンスとみてボートを2の湾沖に持っていき、8gのスプーンで様子を見ると2投でミヤベイワナをキャッチできた。
すぐさま友人にロッドを渡して、カウントとリトリーブスピードを指示してミヤベイワナを釣ってもらうことに成功。
友人は自分のタックルで釣りたいというので、スプーンの重さを合わせて貰い、すぐに釣って貰うことができた。バラシは多いがミヤベイワナは取り込むのが難しい魚なのでまぁ、仕方ないだろう。
時間経過とともにスプーンは8g→10g→12.3gと重くしていった。カラーは以下のようなものが良かった。
ある程度釣って貰ったところで、友人の休憩がてらお遊びでストリーマーのハーリングを試してみることにした。
すると激しいバイトが出て、寄せてくると銀色で「なんだサクラか・・・。」と思ったところ魚が高々とジャンプした。
レインボーと判断して慎重に寄せてネットに入れた。
サイズは41センチだが今まで釣った中で最も美しいニジマスだと思う。グリーンバックレインボーとかプラチナレインボーと呼びたい魚体だった。
9時前にキャスティングでは反応が無くなったのでスプーンのトローリングメインに切り替え、ポロポロミヤベイワナをキャッチ。濃霧になってきたため昼過ぎに切り上げた。
友人も満足してくれたようで、難しいコンディションであったが一安心だった。
【使用タックル①】
・ロッド:カーディフNS S77ML
・リール:ヴァンフォード C3000XG
→スプール2500SHGに交換して使用。
・ライン:PE1.0号+ナイロンティペット4X
【使用タックル②】
・ロッド:6番10フィート
・ライン:フルシンキングライン(Type6)