こんにちは、まいねです。
先日久しぶりにセミ系ルアーをキャストして魚から反応を得られる機会がありました。
蝉を模したハードルアーで魚を釣るということは虫の釣りの中では最も分かりやすい類ですし、バイトを目や耳で感じ取れるのでなかなか面白い釣りです。
今回はセミ系ルアーの様々な使い方について記事にしたいと思います。
セミ系ルアーを使う場面
セミを模したルアーは当然ですが、春蝉・夏蝉が鳴いているタイミングで使うものでセミパターンと呼ばれたりします。
具体的なルアーを挙げるとトリックトラウトシケイダーや美蝉などで、対象魚はスモールマウスやトラウトになると思います。(フライもありますがこの記事ではルアーについて書いています。)
個人的にはスモールマウスを釣る印象が強く、裏磐梯などで晩春春蝉が泣き始めたタイミングで楽しめる釣りです。
ただし晴れていて相当本物の春蝉が鳴いている状態でないと最近はなかなかバイトが出ませんね。
余談ですが最近の野尻湖や桧原湖などの有名スモールマウスレイクで夏のセミパターンはエビやワカサギが増えたからか成立していないものと考えています。
また、ムシパターンとセミパターンも異なるものです。
ムシパターンは蛾や芋虫その他水生昆虫などを模した虫全般を意識した釣りでエビパターンとセットで出来る釣りと私は考えています。
沈み虫系ワームなんかはまさに前述の虫類とエビの良いとこどりをしたものでしょう。
さて、本題のセミ系ルアーの使い方ですがこれには様々な派閥があるのです。
以下はスモールマウス狙いで私が実践しているもしくは見たことがある事柄を書きますが、まぁトラウトでも同じような話があるのではないかと考えています。
放置するか動かすか派閥
セミルアーをキャストした後にそのままルアーを放置し続けるのか、動かすかについては意見が分かれます。
本物の蝉は水面に落ちた場合はかなり動いて波紋を出しますが、どちらかというと放置か30秒に1回程度軽く動かすという釣り人が多い印象ですね。
湖に本物の蝉が落ちたのを観察していると確かにスモールの場合は落ちた直後捕食するイメージはないですから、こうした経験則的なものを釣り人側が自然と意識しているのかもしれません。
中にはキャストして10分以上も放置するなんて人もいるようです。
私は我慢できないので1分に1回は微小に動かすようにして使うことが多いです。
微小に動かす場合はラインを張らず、ロッドをシェイクするように動かすと僅かにルアーから波紋が出て良い感じになります。
逆にルアーを積極的に動かす場合はラインを水面につかないように操作するとラインからの波紋が余り出ないようになります。
着水音を出す出さない派閥
釣りの一つの基本として「静かに」ということがありますが、セミ系ルアーを使う人の中には敢えて高々とルアーをキャストし着水音を出す人がいます。
これは木から飛び立った本物の蝉がポトッっと水面に落ちた事象を演出してるものです。
私も魚に何か落ちたなと認識させたいので、この手法を採用することが多いです。
一方で釣りの基本である「静かに」を重視して魚を警戒させないようキャストする人も当然います。
もちろんですが、上手い人は時と場合に応じてこれまで記載したようなことをいろいろ使い分けているのだと思います。
その他、シルエットを考慮してフックの数を減らすとか色なども光量に応じて効果的なものがあるとかないとかの派閥もあります。
このように考えてみると一種のルアーでいろいろと考えることがあるものですね。
それではノシ。