こんにちは、まいねです。
もうかなり昔のことになるのですが、私の出身である東北地方の三陸地方のとある河川には謎の大魚が海から遡上しているという噂がありました。
その魚はあまりにも大きく強いため誰にも釣ることができないという釣りキチ三平の世界のような話で、一見するとホラ話なのですが謎の大魚がいたのは事実だったのです。
正体を突き止めるために釣り番組の取材がやってきて、2年に渡りその魚を釣ることを試みました。
本流エサ釣りの名人がバイトさせることに成功したのですが、その魚は噂通りかなり強く、長時間のファイトの末結局釣り上げることはできませんでした。
しかし、ファイト中魚がジャンプしたので曖昧ですが魚影を確認することができたのでした。
正体は不明のままその大魚もいなくなってしまったようですが、ジャンプした魚影から私はスチールヘッドではないかと考えていました。
このことをふと思い出して、調べてみると本当に少しだけこの件に言及しているブログを見つけることができました。
その中で特に興味深かったのはその昔、三陸沖の水産試験場に北米産のスチールヘッドが養殖されており、その個体が逃げ出して遡上したという説を挙げていたものです。
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巨大サクラマスという説もあるようですが、うっすら記憶している謎の大魚のファイトはサクラマスよりはニジマス型に見えましたし、ジャンプした魚影も所謂クローマーと呼ばれる遡上したばかりのスチールヘッドのようでしたので、やっぱりスチールヘッドだよなと考えてしまいました。
試験場から脱走した魚が遡上することがあるのかについては実例があります。
東日本大震災の時、三陸で養殖されていたシルバーサーモン(銀鮭)が大量に養殖場から脱走し、沿岸河川に遡上したのです。
こうした事例からもスチールヘッドであった可能性はゼロではないでしょう。
今となっては誰もその正体を突き止めることはできないのですが、三陸沿岸の川にスチールヘッドが遡上していたとしたら浪漫がある話であると同時に、海上養殖でも外来種が拡散する危険性があるんだなと認識することができました。
それでは、ノシ。