こんにちは、まいねです。
ややセンシティブな話題ですが、タイトル通りカワマスとアメマスの交雑について書きたいと思います。
北海道では特定の水系にカワマス(ブルックトラウト)が存在していて、アメマス(エゾイワナ)との交雑が問題になっています。
この話はWikipediaにも書かれていますし、言及しているブログやYouTubeも多いです。また、北海道大学の研究室ブログにも書かれていたりします。
過去私が釣り上げた魚に交雑個体と考えられるものがいたため、今回取り上げることにしました。
北海道でカワマスが生息している場所は少なく、しかも水系で特徴が出ているため純系のカワマスであれば魚体を見ただけで水系を特定できますが、本記事では水系名は言及しないこととします。
以下に比較写真を掲載しますが全て同一河川で釣り上げた魚となります。
カワマス(2023年10月下旬撮影)
アメマス・エゾイワナ(2022年9月上旬撮影)
交雑個体と考えられる魚(2023年10月下旬撮影)
交雑個体と考えられるものは着色斑がありますが、青い光輪に囲まれていなことがわかります。また、カワマスと比べて斑点が大きく、胸鰭や腹鰭、尻鰭はアメマス寄りの色合いになっています。
以上から3枚目の魚は交雑個体と考えて良いと思います。
私はトラウトの仲間ではイワナ系が一番好きで特にアメマス信奉者なので、こうした交雑でアメマスが減少していくのは大変残念です。
北海道ではアメマスとブラウントラウトの交雑個体も見つかっていることに加えて、オショロコマとカワマスの交雑個体も見つかっています。
希少種イトウや漁業価値が高いサクラマスに比べて、在来種であるアメマスやオショロコマの保全があまり叫ばれていないような印象があるんですよね。
といっても私ができることは何もないのですが、こうした問題や現状を頭の片隅には置いておこうと考えています。
それでは、ノシ