Train-Fishing

首都圏在住、国内遠征をベースに釣りをしています。

【石垣島ライト】無の海にGT現る

こんにちは、まいねです。
先日は2泊3日のやや緩め日程で石垣島へ。

いつものオフショアライトゲームで1日半の日程でカスミアジ狙いです。
サムネがおかしなことになってますがライトです。

以下、詳細です。

釣りの様子

石垣到着後、半日の釣り開始。

短時間で基本カスミ狙いのトップウォーターしか投げないので、バラクーダとクチナジのみ2匹で終了!

このクチナジは結構でかいと思います。トップに滅多に出ない魚、出る奴はデカいのかな?

終盤スキップベイトの大遠投に出たデカそうなバイトはブレイク・・・これは鯵っぽかったかなた思います。

本番の翌日へ。
台風発生で心配された出船ですが、なんと超ベタ凪・・・

大陸側の台風と干渉してるのか、ボートもスイスイでいつもより時間短縮してポイントに到着。

朝イチは上潮シャローで過去の傾向からは期待できるパターン。

問題は凪・・・風と波がない状態です。しかし予報からある程度の凪は想定済でワーシャ2833を持ち込み少しでも遠投する作戦。

ひとまずロックウォークから開始すると早々にデカそうなバイト!
鯵かもと慎重にやり取りするとブレイク・・・走らなかったしナイスサイズのムネアカとかかなと思います。

ここが鯵狙いライトの難しいところで、鯵なら口切れを防ぐため慎重に行きたいですがそれだとフエフキ系の大型にはやられてしまいます・・・

ここからしばらく無の時間帯・・・台風で魚のテンションは上がらないようです。

波気がなくボートからブダイや熱帯魚が沢山見える^^;
こうなるとプレッシャーが魚に掛かりとても釣り辛い状態です。

ブルースコード60(小型シンペン)まで投入するもたまにバイトが出るのみでフッキングまで至らない・・・鯵率が下がるミノーは絶対投げません笑

大粒の雨が降ってきて風が出てきた昼頃、ついに出た!
しかも船近くでのバイトで視認し、カスミかオニヒラで間違い無し!

慎重に行くが〜なーんとバラし・・・これは本当に貴重でした。

少し経つと晴れてきてしまい、またベタ凪になり風も波気も無し。ついでに魚も無し(バラシている私の問題)で完全に無の海に・・・

15時過ぎとなりラストポイントへ。
ここまでこの日はアミメフエダイすらないガチのノーフィッシュです。

この時、私は暗くなったらメッキ狙いにホテル近くの漁港に行くかと考えていました。

最後は昼頃鯵が出たスコーピオン2652にガラスライド95Fの組み合わせでいきます。

数投で終わりという雰囲気の中で・・・出た!!!(水面大爆発

しかーし!?これは間違いなくGT・・・

魚のパワーとスピードに任せてフッキングを試みます。(まともに合わせたらロッドが折れるかもと察しました。)

ラインが勢いよく出て行きますがそれなりのテンションがかかったのか?ひとまずフッキングには成功、これがまず奇跡的です。

すぐさまドラグを一気に緩めます。

偶然ですがこの魚とほとんど喧嘩しない一連の流れがライトでGTが出てしまった場合、ランディングまで行ける可能性がある手法の一つのことでした。

悲鳴をあげるドラグ!
このトレバリー類のファーストランが堪らんなぁと、止める気がないので傍観します。

この時点では私はこのままどこかでラインブレイクだなぁと考えていました。
船長は10キロ位なら取れるかもしれないよ~という感じでしたが、ファーストランが止まると一気にこれはいけるかもと雰囲気に。

ドラグ緩々が良かったのか魚は深い側に相当走りました。
ボードで追いかけ距離を詰めますが、セカンドランが始まり相当行かれてしまったので、完全に終わったと思いました。

が、これも大丈夫!

ここから長い闘いが始まります。

問題は2番クラスのロッド、PE1.5号にリーダー30ポンドという魚に対して貧弱過ぎる構成。

ドラグは緩々のまま基本は手で抑えてブレイクしないようゆっくりリフトして巻いていきます。魚が走ったら根に行かないことを祈るしかありません。

悪戦苦闘するうちにどうしたらランディングできる可能性が上がるのか掴み始めてきました。

とにかく魚に逆らわない、走り始めたらドラグから手を離すもしくは優しく抑える程度にする。止まったらドラグを抑えながら角度をつけてリフトして少しずつ巻く。真上でリフトできるほどロッドにパワーがない、ボートが近づくと魚が走って危ないので角度をつけて遠目で浮かしランディングするといった具合です。

数十分経過・・・

ついに浮いてきて魚影が見える・・・GTです!
遠目で浮かせて、ボートで距離を詰めてランディングも成功!

ロウニンアジ 107cm 16キロ

バイトからランディングまでの時間は約35分でした。

※これは偶然の1匹です。※
長時間ファイトは魚には優しくありませんし、フックが伸びる形で外れるのが最善の形だったと思います。PE1.5のライトGTは福井健三郎氏がシマノ公式動画でやっていましたが、水深が浅く根もある八重山ではライトすぎるタックルでGTは推奨されないと思います。

なお本魚はボートでかなり引っ張って自ら行くのを待ってリリースしました。

ボートでアシストし続けていただき、さらにはランディングを成功させてくれた船長に感謝です。

使用タックル

ベイトが小さい時期のためいつもより一段階ラインを細くして軽いルアーもキャストできるような構成でした。まさかGTが来るとは・・・。

【3番クラス】
・ロッド:ワールドシャウラ2883RS-2/2653R-3
・リール:21ツインパワーXD C3000XG
・ライン:PE2号+ナイロン50lb

【2番クラス】
・ロッド:スコーピオン2652R-2
・リール:ヴァンフォードC3000XG
・ライン:PE1.5号+フロロ30lb

魚釣りは稀にこのような一生の思い出に残るような出来事が起こるから凄いですね。このガラスライドを見るたびにあのファイトがよみがえることになるでしょう。

八重山の海に感謝。