釣りを終えた夜、カンギアリバーロッジは私の滞在した週が最終週であるため、夜から全員が退去する準備が進められていた。
発電機はいつもより早く止められるため、スマートフォンの充電を早めに済ませる。
食堂ではビールとワインの消費大会が開催されていた。フィンランド人グループの飲む量は半端ではない。
ちなみに私は高尿酸血症であるので、この遠征に向けて断酒し期間中はほぼ毎日飲んでいた。
チップやフライなどの購入代金もまとめてこの日に支払う。具体的な金額が気になる方は個別に聞いて欲しい。
夜のうちにだいたいのパッキングを済ませて就寝する。
翌日は簡易的な朝食を摂り、満潮の時刻に合わせ、ボートでロッジを離れる。
日本への帰路に入るが、この日はマニートソックに宿泊、その次の日はコペンハーゲン宿泊と日本はまだまだ遠い。
ここまで来ると日本の自宅でゆっくり寝たくなっている。
少々波が高かったが、マニートソックには無事辿り着き、久々に電波が届くエリアに入った。
マニートソックは小さな港町といった感じで、生活するのに必要な施設は一通り揃っている。スーパーマーケットもあり、酒や水を買いに行った。
マニートソックのホテルにチェックイン。日本円で1泊3万円以上ということで設備は申し分ない。
Hotel Maniitsoq、今回の遠征で最も快適な部屋だ。レストランもありマスカークのハンバーガーやラザニアはとても美味しかった。
ホテルで夕食を楽しんでいたところにこの旅において初のトラブルが発生した。
翌日のマニートソックからカンゲルルススアークまでの飛行機が悪天候で欠航となったのだ。
午後から急速に天候が悪化し、みぞれ混じりの大雨強風となっていたが、これが翌日も続くと言う。
マニートソック空港は小規模空港で小型プロペラ機であるため、安全なフライトを考えると無理だろう。
マニートソック延泊となる。早く日本に帰りたいという気持ちが強いのでストレスだ。
欠航に伴う延泊費用や食事費用はエア・グリーンランドが支払ってくれる。また、航空券は自動で翌日の便に振り替えられる。
エア・グリーンランドの航空券はやたら高いなと思っていたのだが、どうやらこうした悪天候による欠航に伴う対応に備えたものでもあるらしい。
ホテルの延泊費用や食事がエア・グリーンランド持ちになる確認などはロッジ関係者がやってくれて本当に感謝だ。
ホテルのWi-Fiが使えたので代理店に問い合わせ、コペンハーゲンのホテルや日本に戻る航空券の変更して貰った。
停滞となった日はホテルでこのブログの下書きや写真整理などをして過ごしたのだった。