グリーンランドでの釣り2日目は、起床すると水道が止まっているということでロッジが混乱していた。
原因は凍結という8月末なのにとんでもない理由だ。
朝は雪が降っているし、これが北極直下なのかと洗礼を受けた気分だった。それでもすぐに快晴となり天気が良い一日。
2日目は「100匹くらい釣ったろうかな笑」と思っていたのだが、この日はかなり川の上流までロッジの皆んなで滝を観に行くらしい。
例によってサテライトキャンプまでハイキングして、全員の準備が完了するまでキャンプ近くで少し釣りをして、4匹のアークティックチャーを釣り上げた。
上流の滝まではそれなりの距離があり、途中ガイドが釣りのポイントを説明しながらどんどん上がっていく。
1時間ほど歩くと大きな滝が有り、事実上の魚止めの滝なのかもしれない。なお、カンギアリバーではサテライトキャンプ周辺からこの滝の下までが釣りが可能な場所となる。
午前はこのハイキングで終了。午後は川を下りながら釣りをする。
上流部には婚姻色のアークティックチャーが大量にいるのだが、なかなか食わせることができず苦戦し、バラシも多い。
なんとか中型を釣ってお茶を濁した。
そこからどんどん下流に向かっていったが、釣れることには釣れるのだが、何か物足りない。
午前の方がいいのか、それとも晴れているのがダメなのか、1投したら最低1バイト欲しいところなのだが。
もしかしたら雑になってきているのかもしれない。それでも50クラスのアークティックチャーは釣れるし、数も釣れているのだ。
サテライトキャンプ手前まで釣り下り、歩き疲れたので終了とした。
この日は上流部で何度か良いサイズの婚姻色のアークティックチャーがかかっていたのだがバラしてしまっていた。
少し原因を考えるとリーダーの長さとクッション性が足りていないような気がしたので、翌日以降はリーダー・ティペットの太さと長さなどを変えることにした。
なお、水深のあるプールでフライを沈める場合の現地ガイド推奨のラインセッティングは、フローティングラインに5フィートのファストシンクポリリーダー、5フィートのティペットである。
私はポリリーダーを持参しておらずタイプ3のシンクティップ(リオのバーシティップ)を使用していたのだが、少しリーダーが太すぎるのとリーダー・ティペットが短いようだったので、細く長くすることにした。
就寝後、ロッジ内が騒がしくなっていたので、部屋から出てみるとオーロラが出ているらしい。
寝起きであまり気にせず写真を撮ってしまったのでまとものがあまりなかったが・・・。
思わぬオマケ、そして写真は無いがこの夜のような星空は見たことがなかった。
数年前に波照間島で見た星空を軽く超えていた。