日本からアークティックチャーを釣るカンギアリバーロッジまでの旅路。
まずは成田からアムステルダム・スキポール空港までの13時間30分という長距離フライト。
帰りの飛行機はこのブログの下書きや写真整理などで時間を消費できるが、行きは何もないし慣れない土地に向かう不安要素も多い。
長時間フライトに前述の不安要素に対してストレスが溜まったのか、フライト後半は経験したことがない気分の悪さだった。
スキポール空港からコペンハーゲンに乗り継ぐ最中、たまたま同じロッジへ向かう日本人と合流した。
10日間ほど日本語とはおさらばかと思っていたので、遠征期間中、何かあった際には日本語でコミュニケーションを取ることができ、本当に感謝したい。
スキポール空港は混雑しておらず問題無く乗り継ぎ、コペンハーゲンには22時半過ぎに着いて空港隣接のホテルで一泊した。
フライトで消耗しており、とにかくすぐ寝たかった。
翌朝は7時半にコペンハーゲン空港へ向かう。いよいよグリーンランドへ。
グリーンランドはデンマーク自治領ではあるが、コペンハーゲンからはかなり距離がある。
エアバスA330-800というレアな機体に搭乗し、4時間半ほどのフライトでグリーンランドのカンゲルルススアーク空港。
カンゲルルススアーク空港はグリーンランドの窓口であり、グリーンランド入国にはほとんどこの空港を利用しなければならない。
また空港は北極圏に所在し、北極圏に足を踏み入れたことになった。
ここでカンギアリバーロッジ関係者や同じロッジへ向かうフィンランド人グループと合流することができ、みんなでマニートソック空港へ乗り継ぐこととなった。
どうやら釣り人は日本人2名とフィンランド人4名という構成で、ロッジ関係者は別河川の調査目的で来ているようだ。
マニートソック空港に向かう飛行機は小型機。通路側の席で、グリーンランドの大地を観ることができなかったのが残念だった。
1時間も経たずにマニートソック空港。カンゲルルススアーク空港と比べて天候は一遍して快晴だった。
ここに来た日本人はほとんどいないことだろう。
荷物を受け取った後、今度はボートで1時間半かけてカンギアリバーロッジへ。
マニートソックからはすぐだろうと思っていたので、予想外にボートでの移動時間が長い。
8月末だというのにフィヨルドの頂上には雪か氷が残っている。
ロッジ直前で潮位の関係でさらに小型ボートに乗り換える。浅瀬に魚がいるか確認したが見当たらなかった。
遂にカンギアリバーロッジに到着した。
日本を出発したのは8月28日13時で到着は8月29日19時である。時差は-12時間のため約42時間の行程だった。
フィンランド人のナイスガイがロッジ到着時にFinally!と叫んでいたが、こういう時に使えるんだなと勉強になった。
みんなでディナーを取りながらビールを飲み、翌朝以降のスケジュールを確認して就寝した。
翌日から6日間、アークティックチャーフィッシングが始まる。