Train-Fishing

首都圏在住、国内遠征をベースに釣りをしています。

ロッジでの暮らし

グリーンランド、カンギアリバーロッジのことやデイリースケジュールみたいものを書いておく。

ロッジの設備

カンギアリバーロッジはシングル利用できる部屋とグループ向けの部屋があり、私はシングル利用できる部屋に滞在した。

と言ってもかなり狭いスペースに2段ベッドが置いてあるだけという極めてシンプルなものである。

ロッジにはその他、ロッジ関係者が寝泊まりする各部屋と食堂、トイレ・シャワールームなどがある。

電気は自家発電機を使用、水道は氷河からの湧水と考えられる。

水道は天然のミネラルウォーターだと勝手に考えて毎日大量にそのまま飲んでいたが特に問題はなかった。

食事

ロッジには専属のシェフがおり、とても美味しい料理をいつも作ってくれた。滞在者が釣ったアークティックチャーやタラなども美味しい料理になった。

朝は7時前後に起床、食堂にはコーヒーとお湯、ジュースなどが準備されており、私はコーヒーや持参した緑茶を楽しんだ。7時半過ぎから朝食となる。

朝食は目玉焼きにベーコンやハム類、野菜、シリアル、パンなどだいたい毎日同じものが準備されていた。個人的にシリアルがあるのが嬉しかった。

釣り

ここから釣りの話しとなる。ロッジ周辺のカンギアリバーは地形が険しく釣り歩くのが難しい。

ロッジから上流に徒歩40分ほど行くと、釣り歩くのが容易で有望なポイントが続く区間が始まる。その始めの位置にサテライトキャンプが設置されている。

釣り初日にロッドやウェーダーなどの荷物をこのサテライトキャンプに持ち込み保管しておく。

朝食後に各自準備をして、前述のサテライトキャンプまでのハイキングに出る。サテライトキャンプに着いたら保管しておいたロッドやウェーダーなどの装備を整えて釣り開始。

ガイドは初日・2日目に全員を各ポイントに案内し、それ以降はほとんど勝手に釣りをして良い感じになっていた。

サテライトキャンプからさらに徒歩40分以上の上流ポイントへ向かう釣り人にはトランシーバーが渡され、緊急時に連絡できるようにしていた。

ランチは朝食の余り物を各自持参して任意に食べる。

釣りを終えてサテライトキャンプには17時半を目処に戻り、そこから18時半までにロッジに帰れば良い。

私はいつも16時過ぎには満足してしまい、18時にはいつもロッジに戻っていた。

以上のように釣りにはそれなりの歩行が求められた。私の場合、だいたい毎日10キロほど歩いてた。

こうした体力的要素の一つが別河川への新ロッジ建設に繋がっているそうだ。

釣りの後

夕食は19時からでビールとソフトドリンクは飲み放題、前述の通りディナーは本当に美味しかった。

21時から22時の間に発電機が停止するため、スマートフォンやカメラの充電はそれまで済ませておき、私は概ね発電機が停止したタイミングで就寝した。

発電機は概ね朝6時に稼働を開始する。


結局のところ無いのは通信環境だけであり、緊急時は衛星電話で対応するようだ。

このように秘境の中でも釣りに集中できる環境が整っており、電気も食事も酒も問題無いのだから充実した日々を送ることができた。