Train-Fishing

首都圏在住、国内遠征をベースに釣りをしています。

【2024年ヤクタット遠征】2日目-晴天のアラスカと貧果-

釣り2日目。

前日はとてつもない睡魔に襲われ現地時間8時過ぎには寝てしまったのだが、午前2時には目が覚めた。

体のリズムが整わないが、6時からランチを準備する。

この日は気持ち良く晴れたが、これはマイナスとみていた。

太陽光を嫌ってハイウォーターで出来たレイダウンの中に魚が入ってしまい、釣る難易度が上がる気がした。

この予想は当たり、釣り開始から2時間全く釣れる気配はなかった。

スチールヘッドは見えるが、見えるのは遡上から時間が経ち産卵の間近か既に終わって海に戻る個体がほとんどだ。

こうした個体は口を使わない。

ガイドはこうした個体を避け、遡上から時間が経過していない魚を探したり、そうした魚が入るポイントを狙っていく。

昼前についにバイトがあったがバラしてしまった。

少し休ませて同じポイントにモノリグのビーズを通すとバイト。ようやくのスチールヘッドだ。

それからまた2時間以上また何も釣れない、他の釣り人も同じようだ。

もし、また来ることがあるなら遡上のピークにあたる4月中旬から下旬が良いとガイドに言われた。

前日良かったクランクベイトにも反応が無い。

かなり複雑なレイダウンの下にクランクベイトを流しているとバイトがあり、美しいドリーバーデンが釣れた。

コンディションも抜群で、このような魚を外道扱いするのは勿体なさすぎるだろう。これも残留型だろうか。

アラスカに来て2匹目のドリーバーデンだが、もっと簡単に釣れると思っていた、現実は甘く無い。

一つ朗報は水位がかなり下り始めていたことだ。私がアラスカに到着してから雨がほとんど降っていないのだ。

ようやく岸からウェーディングして釣りができそうなところまで来ていた。

この日最後のポイントは岸からモノリグを流す。そした来た、スチールヘッドだ。

何度もジャンプし暴れる魚をいなして、なんとか自身でランディングすることができた。

ガイドのロッドだが写真を撮ろうかと考えたのだが、魚がかなり疲弊しているように見えたので、泣く泣く蘇生に入り慎重にリリースした。

すぐに次のバイトがあったが軽い、もちろんドリーバーデンでこれまでとは違いかなりギラギラしている。

シーラン型の個体で間違いないだろう。あまりの美しさに感動してしまう。比較的下流のこのポイントには遡上してきたドリーバーデンが群れになっているようだ。

連続して3匹のドリーバーデンを釣ることができ、1匹はまぁまぁのサイズだった。

これらは全てビーズでの釣果だ。

この2日間、ガイドから借りたタックルで釣り通した。

水位が下り、流れも緩くなりつつある。

スチールヘッドは無理でもドリーバーデンは自身のタックルで釣ることができるかもしれないという希望を持って、この日が終わった。