こんにちは、まいねです。
ワインの味わいや香りを表現する際に使うボキャブラリーの一つに、「テロワール(Terroir)」があります。
「テロワール」とは、フランス語由来の概念で、ワインの味や品質に影響を与える土地固有の環境要素の総体を指す言葉です。
ざっくり言うと、「同じブドウ品種でも、育つ土地が違えば全く異なる味になるよ」といったことを意味していて、私としてはテイスティングの際に「その土地らしさを感じるね。」と言うために使われる認識です。
この「育つ土地が違えば全く異なる」、魚の世界、特にイワナでも同じことが言えそうじゃないですかね。
日本において、イワナ類は基本、イワナ(Salvelinus leucomaenis)とオショロコマ(Salvelinus malma)の2種ということでコンセンサスが取れていて、例えばアメマスとニッコウイワナは種としては同じ扱いです。(アメマスやニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギは地域的変異に過ぎない。)
また、同じニッコウイワナでも地域が違えば、パーマークとか斑点に多様性がでるわけですし、オショロコマでも道北と十勝では明らかに特徴が違います。
これらは、まさに「育つ土地が違えば全く異なる」です。
世界に目を向けても同様で、北極イワナはアイスランドでは無斑で黒色が強く、ラップランドでは鰭が大きいなどの地域的多様性があります。
本当にイワナは面白い魚ですね。
ただ、最近は漁協などの放流によってこの地域的な多様性が失われつつあるようで、非常に残念なことだと思います。
特に本州においては顕著なのではないでしょうかね。
というこで、北海道で釣りをしていて、特徴的なアメマスやエゾイワナ、オショロコマが釣れたら、「テロワールを感じるなぁ。」とでもコメントしてからリリースしてみたいと考えているところです。
それでは、ノシ。