ここ数年恒例の晩秋の北海道釣行。
今年も仕事で忙しく3連休期間の遠征となったのに加えて、爆弾低気圧の影響で、初日は暴風雨となってしまった。
飛行機がなぜか欠航にならなかったため北海道へは向かったが、予定していた河川はことごとく増水に加えて濁ってしまった。
これでは釣りは諦めるしかないので、「まぁ部屋に引きこもって夜は寿司か焼き肉でも食べ歩くか」と思っていたのだが、湖であれば2・3日目は釣りができそうな状況。
屈斜路か阿寒という悪い意味での究極の2択であるが、阿寒はワカサギを捲くのが億劫なので屈斜路湖へ。
とはいえ屈斜路湖は屈斜路湖で釣りをしたことないし、時期的にヒメマス釣りで混んでいそうで、さらには鉄火場のイメージしかなかった。
苦戦確定ではあるが、この天候で釣りができるだけマシであろう。
屈斜路湖1日目
さっそく有名なポイントに行ってみると人ひとヒトといった感じで、鮭釣りのような状態。
一つのインレット(しかもかなり濁っている)に20人くらいいるのではないかという感じで釣れる気は全くしない。
とりあえず、ルアーを高速ローテーションするが1バイト得られたのみで周りもまともな魚は1匹しか上げていないので移動。
移動しても人が多く、ウグイすら釣れない状態が続く。
周りを見渡せばウェーディングして、岸にキャストしている不思議な光景が広がっている。
あちこち回り、セオリー外のポイントも行ってみたが結局釣れることはなかった。
最近ノーフィッシュが多いので、慣れてはいるが小型でよいからアメマスを釣りたい。
屈斜路湖2日目
ヒントはほとんど無いが1日目の状況をフィードバックしてポイントを選定する
このまま何も無く終わるのも悔しいので、今年一番真剣に事実と仮説を整理した。
■ 事実
- 湖畔に倒木が乱発する強風
- 一番大きなインレットはどちゃ濁り
- 有望ポイントでも釣れている人は少数
- ターンオーバーはしていない
◇ 仮説
- 強風によるサーモクラインの崩壊
- 水温が深度によらず一定になり、魚は縦横無尽に活動可能
- インレットからの濁りと湖流の関係でインレットから湖流方向は水質が悪化
これらを踏まえ、湖流による濁りの拡散が少ない場所かつレンジの特定が難しいので遠浅で差してくる魚を狙える場所を選定した。
この日は強風予報でもあり、多少落ち着いている朝が勝負。
気温は4度で山では雪となっているようだ。
釣りを始めて40分が経過。使用ルアーは、ハードストリームスのティーランチャー。
突然ドスンという手応えが手元にきた。
アメマスっぽい引きでなかなかの重さも感じる。ラストチャンスの可能性もあるので慎重に慎重に寄せて、ネットイン成功。
通常は産卵後となる11月のアメマスとしては、異例のコンディション。
大きさは56センチなのだが、全体的に厚みが有り、ヒレも素晴らしい。
もしかしたら、これから産卵に向かうのだろうか。
やはりアメマスはミステリアスな魚である。
この魚が唯一のチャンスであり、予報通りの冷たい強風で厳しい展開が続いた。
2日で確実なバイトは2回のみ、さらには釣り人だらけで屈斜路湖はまさに北の鉄火場であった。
それでも初場所で何もわからないところからの1匹、会心の一撃だったなと満足して、湖を後にした。