Train-Fishing

首都圏在住、国内遠征をベースに釣りをしています。

【石垣島ライト】使用タックルについて

今年の石垣島オフショアライトゲームでは、ほとんどの魚をスコーピオン2652R-2とヴァンフォードC3000XGの組み合わせで釣り上げた。

この手の釣りには2番とか3番クラスがちょうどいい強さだが、最近はルアーアクションのし易さや体への負担という意味でほとんど2番で通している。

ラインはPE2号にリーダーはフロロカーボン約30ポンドで結節はビミニツイストとキングノット。

今回のヒットルアーは以下の写真にある通りで、カスミアジは2匹ともガラスライド95Fのブルピンイワシカラーで釣り上げた。

沖縄にはグルクンという美味しい魚がいるがブルピン系カラーはそれに近しい。(効果があるかはわからない)

フックは「STX-58(バーブレス使用)」、スプリットリングは「ハイパーワイヤー」、スナップは「鉄腕スナップ」をそれぞれ使用。


さて、タックルで結局のところ一番重要なのはドラグ設定ではないかと考えている。

カスミアジやタマンはかなりファイトが強烈で根やサンゴでのラインブレイクを考えるとどうしてもフルロックにしたくなるのだが、個人的にここ2年ほどはスコーピオンに組み合わせているヴァンフォードは3キロ程度のドラグ設定で釣りをしており結果も出ている。

フルロックのメリットは魚に主導権を渡さず制御できることにある。しかし、その分ラインの結節やルアーのフック、スナップなどに負荷が行くため高切れやフックが伸ばてバラシに繋がるというデメリットもある。

ローカルの方々なんかは前述のデメリットを補うため太軸シングルフックやスプリットリングの強化、スナップを使用しないなどの工夫をしていると思う。

私は以前バス釣りでかなり細かいことに拘っていたこともあり、ルアーのバランスが崩れるようなことはしたくないと考えている。

そのため、ルアー回りの強化は最小限に留めてドラグを魚に走られ過ぎない塩梅に設定するということを試みている。柔よく剛を制すイメージで実際にローカルの方から「柔らかく釣りあげている」とコメントをいただいたこともある。

この方針としたのは2年前に前述のスコーピオンのタックルにGTが来てしまい、約35分戦って釣り上げた経験がある。

この時、フッキング後はドラグ負荷無しで魚が行きたいときにはフリーに泳がせていのだが、魚にかなりのスピードがあるためか、ある程度泳げる状態だと浅瀬の根に向かわず深い側に行く印象があった。

これ以降、いろいろ検討してドラグは3キロ前後を目安に設定。2回80センチクラスのロウニンアジとカスミアジとファイトしているがいずれも深い側に走りキャッチできているし、ブレイクは無い。

試行回数が少ないためラインを出されすぎてどこかの根にかすってアウトということも考えられるし、タマンやハタの大型の場合はアウトの可能性もある。(少なくとも50アップクラスの魚なら全く問題ない。)

ちなみに、ドラグ設定の強度に関わらずこの手の釣りでは魚とのファイト中にドラグは触らない方が良いと思う。それよりも魚の進行方向やロッドの高さ・角度なんかに集中したほうがキャッチ率は上がる印象だ。

まぁ、今のところはこれが自分の中で正解であり、今後何か気付きがあればまた試行錯誤する予定。